おすすめ勉強法
勉強を好きな子供はあまりいないと思います。私は七年間塾の講師をしていましたが、勉強大好きという子は少ししかいなかったです。 けれども基本的に知らないことを知るということは楽しいことだと思います。 分からなかったことが分かると嬉しいはすです。
私の生徒たちも、分からなかった問題が分かったとき、とても喜んでいました。 ではなぜ、勉強は楽しくないのでしょうか? それは理解することを強制されるからではないでしょうか。 また私の経験から、自分に興味のないことを知るのはあまり楽しくない気がします。
自分に興味がないことを頑張って勉強しても得られる知識の喜びより、学ぶ苦痛のほうが大きいのです。 勉強を楽しくしよう。 それは理想です。
勉強が楽しければ、みんな楽しく成績があがるでしょう。 けれど残念ながら、全ての子供が楽しく勉強するなんて不可能でしょう。 塾の講師をしていた私ですら勉強は嫌いなのですから。
また学校で勉強した知識がそのまま大人になった時、役に立つ知識ならいいのですが、そうではありません。 塾の生徒たちも言っていました。 「今こんな勉強しても、大人になってら使えへんやろ。」 私は学校の勉強は、スポーツでいうところの腕立てや腹筋などの基礎トレーニングであると思います。
腹筋や腕立てができたところで、一流のサッカー選手や野球選手にはなれないでしょう。 けれど、いくら技術があっても腕立てや腹筋ができないスポーツ選手はいません。 勉強だってそうです。
それ自身できたところで、大して役にたちませんが、勉強するこによって得た集中力、暗記方法、考え方、 これらはみな社会で生きていくなかで必要不可欠なものです。 それを伝えると、どんな生徒でも渋々ながら勉強に取り組んでくれました。
嫌々ながら取り組んでも、勉強したことをたくさん褒めてあげれば、生徒は喜んで勉強してくれます。 褒められて嫌がる子供はいません。 勉強を好きになることは難しくても、その先に嬉しいことが待っていれば、必ずどんな子供でも勉強してくれるでしょう。