英会話教室に通って思ったこと

私は高校時代に2年ほど英会話教室に通っていました。週に一度2時間程度でした。生徒は4人ほどの少人数でした。 テキストを使うこともありました。
そのときの先生は外国の先生でメディアにもちょくちょく出ていて、そのテキストもその先生が作ったものでした。 私は英会話教室というとすごく堅いイメージだったのですが、そんなこと一切なく、フレンドリーな感じで楽しかったです。 その先生は最初の頃から、日本人は文法をよく勉強するけれど喋れなければ意味がない。
単語を繋げるだけでも良いからとにかく話すことが大事だとも言っていました。 そこの教室では、ほとんどゲームをして遊んでいました。 最初ゲームをやってもみんなが恥ずかしがってなかなか盛り上がらなかったことを覚えています。
先生が必死で盛り上げてくれようとしたのですが、なかなかオープンになれなかったです。 でも何度かやっているうちに少しは慣れてきました。少しずつですが楽しくできるようにもなりました。 そして、たまに1人ずつお題が出されてそれについて喋るということをしました。
  お題というのも、好きな食べ物やスポーツについて喋ったり、将来の夢や趣味などだったのですが、 趣味や好きなスポーツといきなり聞かれても、日本語でもなかなかすぐには出てこないのに英語で言わなきゃと思うと何も出てこなかったことがありました。
そのとき先生は、嘘でもいいから話を作って喋りなさいと言っていました。 そのとき、嘘なんて喋れない。と思っていましたが、その反面心が軽くなったような気がしました。 嘘でも良いなら自分の知ってる単語が使えるし、分からないからと言って恥ずかしい思いをしなくても良いんだ!と思えたからです。
そう言われたからと言ってベラベラ喋れるようになったわけではないですが、以前より英語に対して構えなくなりました。 自分で身構えてしまっていたから喋れないと思ってしまったり、上手く喋らなきゃと思うから緊張していたんだと思えて、私はこの先生と出会えて良かったと思いました。

今から5年ぐらい前、私はかなり文通にハマっていました。 手紙を書くことが楽しくて仕方がなかったのです。
もっと文通相手が欲しいと思っていたのですが、日本人だと募集しても気が合わない人に当たってしまうことも多いのです。 日本語が通じるだけあって、どうしても相手の言葉にイラっとしてしまうことも多いんですよね。
それならば、外人さんと文通をすればいいじゃないかと思いました。 それに私は、英語に興味があったからです。 外国の方と手紙の交換をするようになれば、少しでも英会話が理解できるのではないかと感じました。
私は思い立ったら早速、海外の友達募集サイトで英語で書き込みをしました。 そこは主にメール交換の友達募集サイトでしたが「実際の手紙を交換出来る方」と添えて投稿しました。
そしたら沢山のメールが来ました。 本当に嬉しかったです。 中にはメールをしても、届かなかったのか返事の来ない人もいましたが。 私は連絡をくれた方達と、メールのやり取りをしつつ、手紙で文通もすることにしました。
色々な国の方からメールが届きましたよ。 アメリカ、フランス、ニュージーランド、ノルウェー、スペイン。 遥か遠い、チリの方からもメールをくれました。 本当に様々な国の方からメールが来て嬉しかったです。
中でも私と同じく、ヴィジュアル系バンドが好きな人からメールが来たのは嬉しかったです。 早速彼女達と文通をすることにしました。 私から送った人もいれば、相手から手紙が最初に届いたこともありました。 しかし、文通を開始してちょっと困ったこともありました。 スペインの方からの手紙は筆記体でした。
私は筆記体が全く読めないのです。 私の親の世代は中学校の授業で筆記体を学んだようですが、私の時代は習いませんでした。 なので、彼女には「筆記体が読めないので、コンピューターで入力したような途切れ途切れのアルファベットで書いて下さい」とお願いしました。
英語の手紙を読むことは凄く忍耐力が必要でした。 しかし、段々には翻訳しなくても内容が理解できるようになって来るのが嬉しかったです。
海外文通をしてみて英会話力が上がったのか?と聞かれたらうーん…としか答えられませんが、読んで理解する力は高まったと思います。 あの時海外文通をしてて良かったです。

私の中学生の頃にいたも優しい先生の話を書きたいと思います。
英語の授業は、2人の先生で行っていました。 他の学校もそうなのでしょうか? 若いほうの先生がメインで教えて、もう1人の先生が発音を中心に教えると言う形でした。 このもう一人の先生はご年配の女性だったのですすが、凄く良い先生なのです!

ちょっとキツイ部分もあるので、中には「ババァ」と陰口言う人もいましたが私は大好きでした! 彼女に会うのが凄く楽しみだったのです。 廊下ですれ違った時、必ず英語で話掛けて来てくれるのが嬉しかったですね。 私は英会話を覚える為には、普段から少しでも多く英会話を使う機会を増やすのが大事だと思います。 彼女は私と同じ考えだったのかも知れません。
私の中学に他にも英語の教師は2人いましたが、その2人は絶対にすれ違っても英会話で話しかけて来ることなんてありません(苦笑)。 私がすれ違った時に「Hello!」と英会話で話しかけても絶対に日本語でしか返してくれないんです。 これって英語の先生なのにひどいと思いませんかー? 私はもっともっと英語が学びたいんですよね。
だから、いつもすれ違う度に英語で声を掛けて来てくれるこの年配の先生は凄く貴重な存在だなと思いました。 高校でも英語の授業は勿論ありましたが、彼女のように常に英語で話しかけて来てくれるような先生は誰もいませんでした。 この先生はあの頃もう定年間近ぐらいでした。
そのあと妹もこの先生の授業を習ったりしたそうですが、やはり妹にもすれ違った時に英会話で話掛けてきたとのことでした。 現在はもうとっくに定年退職している頃だと思いますが、このような先生が定年を迎えてしまうのは凄く残念ですね。
私からこっそりとお願いしたいことがあるのですが、中学や高校の英語担当の先生は、どうか生徒に積極的に英会話で声を掛けて欲しいと思います。 嫌でも英語を聞いていれば覚えて成績は伸びます。 私は英会話で声を掛けて来てくれていた、あの先生のおかげで大分救われた気がします。

子供の頃、英語に興味がありました。 子供の頃よくテレビで見ていた、子供向け英語教育番組を見たりした影響も大きいでしょう。
それで私は、中学に入学したのと同時に英会話教室に通うことにしました。 丁度その頃キャンペーンで、今入会すると私の好きなアイドルの下敷きが貰えるというのをやっていたんですよ(笑)。 親には「どうせ下敷きが欲しいからでしょ」と言われましたが、そんな理由ではありません。 英会話スクールの先生は教え方が上手で、初心者の私でもわかりやすかったです。 私は自宅に帰ってからも英語のカセットテープを聞いたりして会話をマスターするようにしました。 英会話スクールに通うようになったことで、学校の英語の授業は大分楽になったと思います。
この頃は小学生で英語の授業なんてなかった時代なので、英会話スクールに通った経験のある人を除いてはクラス全員が英語初心者です。 習っていることもあり、わかる部分もおおかったです。英会話 とは言っても、習っていても難しいと感じる部分もありましたが、私は発音が良いとも英会話スクールで言われていました。 だから授業中、自分から進んで手をあげて、英会話を話したりしていました。
英語が出来ることよりも、発音が良いことを自慢したかったのです(笑)。 多分クラスの人達はびっくりしたでしょうね。 私はクラスのみんなから大人しい子と思われてるような地味な子でした。 プロフィール帳とか書いて貰うと大抵私の第一印象を「大人しそう」と書かれましたからね…。
こんな大人しくて地味な私でも英会話は頑張ってるんだい!と言うことが少しでも伝わったのではないでしょうか。 はい。伝わりました。 英語のテストが返却された時に、みんな私の点数が良いことに気づきました。
私はそれまで本当に地味な存在であったのですが、英語のテストが優秀だったことで「りえさんは英語得意」とクラスで言われるようになりました。 本当にあの時は生きてて良かったと思いましたね! しかし、英語以外はめちゃくちゃ悪い点だったんですけどね(笑)。





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